著作者の定義

著作物を作った人が著作者ですが、著作権者とは一体誰に当たるのでしょうか?著作権が誰に帰属するのかを考えてみましょう。


著作者と著作権者

著作者と著作権者は似た言葉ではありますが明確な違いが存在します。行使できる権利が状況によってかなり異なりますので今回はこの著作者と著作者者の違い、著作権がどのような場合に誰が行使できるかというケースを解説します。

簡易に分けると以下のようになります。

  • 著作者:作品を作った人(著作物を創作した者)
  • 著作権者:作品を使う権利がある人(著作権を行使できる人)

あなたが個人で創作活動を行う限りでは、著作物の創作者であるあなたが著作権者なのですが、著作権は権利の束であり、様々な権利やここに譲渡や職務上の著作物の概念が絡むと、著作者が創作者とならない場合が出てきたり、複雑になってきます。

前項でお話ししましたとおり著作権法では、著作隣接権など著作者以外にも著作権を認めています。例えば、作曲家:著作者で、演奏家:著作権者となることがあります。

著作権の譲渡

あなたが書いたイラストをホームページで公開していたところ、X社がキャラクターイメージとして利用したいと申し出があり、著作権を譲渡したとします。この時、あなたが著作者、B社が著作権者という状況になり、B社があなた創作したキャラクターイメージを利用して収益を上げることなどが可能です。また、もしあなたがB社の社員であり契約を行っていた場合などはまた異なり、職務上の著作物という概念により、以下の条件を満たした場合、著作権はB社に帰属します。

法人著作

次に、その職務上の著作物に着いての説明です。
通常であれば、著作者になるのは作品を作った人なのですが、会社での職務契約内での創作など、ある要件を満たした場合に、作品を作った人以外の団体等が著作者となります。

法人著作(職務著作)の要件を全て満たす場合、国や法人、その他の団体等が著作者となります。

  • その著作物の企画の発案者が法人等であること
  • 法人等の業務に従事する者による創作であること
  • 職務上作成されるものであること
  • 公表の際は法人等の名義で公表されること
  • 契約内容や就業規則において職員を著作者とする特定の規定がないこと

以上の要件を全て満たしている場合は、創作者ではなく、法人等が著作者となります。

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