著作権の取得・登録

著作権は著作者自身や著作物を他人からの不正な利用を止めることが出来る権利ですが、その権利はいつから有効なのでしょうか?子どもの描いた絵でも著作権が認められることは前項でも解説しましたが、その子どもが描いた絵にはいつ著作権が付与されたのでしょうか?親が登録しに行かないと著作権は付与されないのでしょうか?


著作権の取得:無方式主義

著作権を取得する方法は創作物を作ることです。厳密に言えば著作物を創作した瞬間から、その著作物には著作権が認められますので”取得する”という様な概念がありません。もしあなたが創作した作品に関しての著作権を得たいと思った場合、それが著作物であれば著作権は自動的に付与されていて、登録の必要などもありません。この著作権が自動的に付与される制度は、ベルヌ条約の無方式主義という原則によって支持されています。

著作権の登録制度

しかし、著作権の登録制度は現に存在します。これはどういう事なのでしょうか?
確かに著作権は著作物の創作時に自動的に権利が付与されますが、文化庁では著作権の登録を受け付けています。これは、著作権の出所や正確な情報を保つための制度です。無方式主義であるゆえに登録制度がなければ、著作物の権利者や正確な著作物に関する情報が分からなくなってしまいます。

もしあなたが著作物の発表をペンネームなどで行った場合などに、もしかしたら他の人がペンネームであるために自分の作品だと主張するかもしれません。その著作物が誰がいつ作ったのかをはっきりさせるためには、実名での登録を受けることや、その作品の発行日などを登録することが必要です。正確な著作物に関する情報が分からない場合、例えば実名での登録を行わずにその著作物の著作者が性格に分からない場合、著作権の保護期間が死後50年ではなく、公表後50年間となってしまいます。そのような著作物の著作者に関する情報を適正に把握するために、著作権の登録制度があると言えます。

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